メル友に会おう!(ジャバ編)


いつだろう。。。
遙か昔の話になる。。。
ある6月の夏の始まりだったか
僕はシングルライフを楽しむ青年であった
たまにメル友も多少は居たが魅力的な女性は見あたらない。。。
むしろ

メールがめんどい

そんな日々を繰り返していた頃
一人の親友により、とある事件に巻き込まれる
その親友とはinf君
何を思ったのか
代わりに自分のメル友と会ってほしいと言うのだ

「メル友が会いたいって言うんだけど、ちょうどそのとき忙しくいけないから
代わりに行ってもらえません?」

御意

断る理由はどこにも見あたらず
ただ僕は+のイメージを想像するに至った

怪しまれるとまずいので
今までのメールを交換する
アドレスもさりげなく僕のに交換
彼女は気がついていないようだ
彼女のHNは
「夢」
まさにドリームである
とりあえず、映画に行く予定になっていた
「千年旅人」
かなりマイナーな映画らしく
下北沢でしか上映していない
inf君はかなりみたいらしく
うらやましいと嘆いていた

「その映画みたいと思っていたんですよ」
「へーどんな映画なの?」
「なんでも、出演/ツルギ・豊川 悦司 ユマ・yuma(新人) トガシ・大沢 たかお 君江・渡辺 美佐子
で結構有名ですよ。」
「ほう」
「1999年第56回ヴェネツィア国際映画祭・国際評論家週間正式招待作品なんですよ」
「へぇーそりゃ良いね」

期待に胸を膨らませ僕はそのときを待った
その間に数々のメールを交換し気体はMAXになっている自分が居る

そしてその時は訪れた
朝L君に挨拶を交わし
外に出る
すがすがしい天気だ
こんな日は河原でボーっとしたいが今日だけは忙しいのだ
中央線に乗り込み吉祥寺へ向かう
もちろん今日のために決めてきた
下北沢へは吉祥寺から井の頭線で向かった

「おっと速すぎるぜ」

待たせてはまずいと思っていたのか足早になってしまったようだ

「各駅で行くか」

時間もあることなので各駅の電車に乗り込み
夏の訪れを感じながら電車に揺られ下北沢までやってきた

「約束の時間は○○だからまだ速いな」

今日見る映画は

「千年旅人」

内容を把握しておこう
「病気で余命1ヶ月と診断された男が、生まれ故郷である海沿いの小さな町に帰ってくる。
彼が一生のうちで唯一愛した女と、死ぬ前にもう一度だけ逢いたい……。
男の名はツルギ。彼が愛した女は洋子という。
だが故郷の町でツルギを待っていたのは、10年も前に洋子が死んだという事実だった。
町に残っているのは、洋子の忘れ形見であるユマという少女。
彼女は母親と一緒に事故に遭い、片足を切断している。
ユマの父親で、ツルギや洋子の幼なじみでもあった良太は、ユマが小さな頃に町を出ていったという。
海岸に打ち捨てられている小さな廃船を見つけたツルギは、病んだ体を引きづりながらそれを修理する。
やがてツルギとユマは、海で自殺しようとしているトガシという男と出会うのだが……。」

芥川賞作家でありミュージシャンでもある辻仁成の映画監督2作目。
(1作目は南果歩主演の『天使のわけまえ』。)
彼は作家・詩人としては「つじ・ひとなり」を名乗り、ミュージシャンとしては「つじ・じんせい」と名乗っている。
この映画は「つじ・じんせい」の監督作品。監督の他に、脚本と音楽監督も担当している。
主演はツルギ役に豊川悦司。ユマ役にはオーディションで選ばれた新人のyuma。
トガシ役はドラマ「星の金貨」や映画『チンピラ』の大沢たかお。
ユマの祖母役でベテランの渡辺美佐子が出演している。
物語はすべてこの4人の中で完結している。
例外はお祭りの場面で町の人々が風景の一部として登場するところや、ユマの母である洋子の写真、ツルギが目撃する洋子の幻影など。
物語の舞台を特定するエピソードや台詞はないが、ロケが行われたのは石川県能登半島にある門前町。
この町こそ、この映画のもうひとつの主人公と言えるかもしれない。
登場人物の誰よりも、町のたたずまいそのものに存在感がある。」


そして運命の時が訪れた
ケータイの番号を交換しておいてあったので
ケータイが鳴った

「ピリピリピリッ!」
「夢。。。庵。。。ですがどこにいますか?」
「あぁ、駅前にいるよ、どこにいるの?
「あの私も駅前なんですが。。。」
「どんな格好?」
「ロングスカートに。。。です。」

周りを見渡す
一人背の高いロングスカートの女性が電話をしている
結構かわいい
「おっと良いじゃん」
声をかけようかと思ったその人はどこかへ行ってしまった
ちがうのか
ドキドキは高ぶるばかりで感情を押し殺すことができない

「今どこにいます?」
「もしかしてマックの前にいます?」
「はい」
「じゃぁわかりましたいきますね」
「え?」
ツーツー
向こうが判ってこっちが判らなく
歯がゆい気持ちがほとばしる

そして僕らは出会った。。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジャバ・ザ・ハットじゃん。。。!
(心の叫)

 

 

 

 

 


...この人女?

一撃である
瞬殺である
過去こんなに一瞬でブルーになったときが会っただろうか。。。
いや経験がない
思い出せない
マジで似てる。。。
本気で似てる。。。
そのたれたほっぺた
目つき
中年太りでもしているかのような体つき

そのときジャバは言った
「本名交換しますか?」
「いやいいです!」

もうこれ以上人に見られたくない

もう世の中どうでも良くなった
L君を殺して旅に出よう
田舎に帰ろう
山でひっそりと暮らそう
そう思った
本気で思った

とりあえず楽しみは映画になった
僕はジャバの顔を見れない
はなせない
はなさない
あるのは魂
言付けしかできない僕に話しかけてくるジャバ

「とりあえず映画行きましょう」
「。。。」
「今日のために調べてきたんですよ」

もうどうでもいい
早く帰ってウンコをして寝たい

そして僕らは映画館に向かう

「あれ?こっちのはずなのに」
「。。。」
どうやらまよったらしい
明らかに方向がおかしい
住宅街も離れていく
僕の心は離れている

実は。。。
道に迷った?


ジャバとラビリンス!

最悪である

1時間ぐらいあるいただろうか
まさに三途の川が見え隠れしたそのとき
映画館に到着
そして
みんな
俺を見る。。。
どう考えてもおかしい
俺はジャバを連れている
スターウォーズの撮影か?
と思っている人は80%を越えるだろう

「楽しみだね」
「。。。あぁ」
とりあえず中に入る

なんかいっぱいで一番後ろのへんてこなイスに座らされた。。。
そして1時間半の間監禁
もう映画に集中しよう
ジャバなんかほっとけ
となりにいるのは置物だ

映画の感想
。。。映画はものすごくつまらなかった。
1時間54分が長く感じられてしょうがない。
周囲から隔絶された小さな空間の中に少人数を配置し、人間の原型を形作ろうという意図があるのでしょうが、それが成功しているとはとても思えない。
僕はここに登場する4人の人間に、普遍的な人間の営みがあるとはとても思えない。
ここに登場する4人の人間を見て、「これは俺だ!」と思える観客がどれだけいるでしょう。
そもそも、なぜ彼らはその場所にやってきたのか。
なぜその場所にとどまり続けようとするのか。
それすらも明確になっていない。
ツルギは町に来る前に何をして暮らしていたのか。
トガシはなぜ自殺を図ろうとするのか。
そんな登場人物たちの過去をあえて曖昧にしたのは作り手側の意図でしょうが、それが人物像そのものを曖昧にしてしまうのでは意味がありません。

僕がここに来たのはなんだったんだ。。。
出た瞬間ブルーに鳴っている自分に気がつくジャバ
「暗くなる映画なんて久しぶりだね」
「しるか。。。」
「帰りにお茶していかない」
「あぁ。。。ごめんもう帰る」
「そう?ちょっとぐらいいいじゃない?」
「カエル」

ジャバを振り切り僕はダッシュで帰路に就いた
夕焼けが身にしみる
心がゆがむ
この脱力感はどこから来るのだろう
果てしなく遠い自分がそこにはあった


まさしく人生最悪の日である

。。。
。。

inf君今度あったらコロス。。。と言うことを胸に秘めて帰路についた



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